MAil Box郵便ポスト
ポスト誕生のストーリー。20年くらい前の話。ロートアイアンの門扉やフェンス、手摺をお客様に届ける中でこんな声を聞きました。『 重厚なロートアイアンの門周りに合うポストが無い。』新しいことにチャレンジするには充分すぎるひと言でした。
『 こんなポストを創ろう。 』プレス加工時代からの薄板を加工する知識や経験、技術が活かされました。様々なポストのデザイン、設計、試作、製作、テストを繰り返しました。
当社には敷地内に二棟の工場があります。
片方の棟では厚い鋼材を扱い、鉄を熱しては叩き二度と造ることは無いであろう一品一様のオーダーの門扉やフェンス、手摺などを造っています。
もう片方の棟ではプレス機や曲げ加工機を扱い、薄板を絞ったり曲げたり、加工をしていきます。
出来上がった部品をポストや照明に組み立てて仕上げていきます。
郵便ポストというと量産品のようなイメージを持たれるかもしれません。当社のポストはアイアンの飾りや手作業によるテクスチャーを施す仕上げなどの 「手造り」 をコンセプトにしています。
オーダーでつくられたものと同じ古美仕上げを施していきます。表札や照明や門扉の仕上げ、また建物の中の手摺などと仕上げを揃えるためです。
造り方としては時代と逆行するかもしれませんが出来上がった製品には温かさや素朴さ、そして個性と風格が生まれます。
Post standポストスタンド
現在準備中です
Name Plate表札
表札をつくるということはお客様の人生の節目にかかわることだと思っております。 家を建てられた時。 お子様が産まれた時。 引っ越しをされた時。 またご結婚された時やそのお祝いに。 新しく事業を始められた時の看板に…。
今までに関わらせていただいたお客様のどれをとっても深い思いのあるものでした。
お客様のことを想って当社では職人たちが心をこめて手造りの表札を造っております。
当社でつくった表札がお客様に末長く愛されますように心より願っております。
Lampランプ
門扉や表札、ポスト、各エクステリア製品に求められる要素は住まい手の変化と共に変わり続けてきたように思います。
照明もまた同じように求められることが変わってきました。
従来より機能面で言えば、夜間や暗所での視環境を良くすること。 その機能により防犯効果を向上させること。 照明自体のデザインと光のデザインを利用して空間や景観のイメージに変化を加えること。 様々なことが言えます。
単に明るいだけが照明に求められる時代は終息傾向にあり、灯りや照明自体がもたらす 『心の充足』 そんな精神的な贅沢が求められるようになってきました。『手造り』であること。そこから生まれる重厚感や温かさを夜の灯りと共にお楽しみください。
Function Pole機能門柱
現在準備中です
Interphone Coverインターフォンカバー
現在準備中です
Gate門扉
デザインをする上で、門扉ほどお客様の思いを表現するのに難しいものはありません。
家の入り口に建ち外構デザインにも大きく影響を与え、何より住まい手の思想そのものを表現すると行っても過言ではないからです。
もちろん機能上、防犯を兼ねた装飾美が求められてきます。
「息子と二世帯住宅で暮らしていて、いつも帰りが遅くて心配で心配で...」
このお客様が門扉をつけられたのは防犯もあったかもしれませんが息子さんが仕事から帰ってくる時に門扉を閉める音を寝床で聞いて安心して眠られるそうです。
確かに軽い門扉で「そ〜っと」閉められたら音は聞こえないかもしれませんね。
門は顔といいますが、同じ顔は2つとしてあっていいものではありません。
建物や外構、ロケーション、そして使われる方の思いを含んだデザイン上の調和や正合性が必要だと考えています。
その上での意匠と機能のバランスが必要です。
当社ではロートアイアンの鍛造だけではなく、金型の設計製作や機械の設計製作、プレスなどの生産技術を培って来た歴史があります。
そのことが今のものづくりのスタイルをつくったと言っても過言ではありません。
手仕事だけでなくその延長線上にある機械や道具によって機能面を強化して来ました。
Fenceフェンス
現在準備中です
Grid面格子
装飾美と防犯の両面をもつ面格子。 家紋や住い手の思想を装飾として表現する妻飾り。 装飾美と花台の意味をもつフラワーシェル。 導線やお客様のお出迎えをするアーチ。 壁を彩る壁飾り。 装飾や空間を区切るパーテーション。 取手やフックなど決して大きくないものでも、その存在感で空間や雰囲気を変えてくれる。
Creation in Metal
金属が表現できる可能性は大きい。
HandRail手摺
「創造を形に」
写真の模様に思いを込めるなら、私ならお使いになられる家族の幸せを願ってこのデザインをご提案させていただきます。
まるで新芽のように力強く、四葉のクローバーのように柔らかい、ちなみに四つ葉のクローバーは十字架と見立てられ幸福のシンボルなのです。
ロートアイアンというと「高級」「豪華」「伝統的」...というようなイメージが浮かぶ人が多いと思いますが、もちろん手造りの手摺ですので高級感はあるのですが「木」のお家に合うようなナチュラルな表現もできるんです。
それは鉄という天然素材が本来持っている質感や手造りの質感なんだと思います。
「最初はアルミの手摺にするつもりでしたが最終的にロートアイアンにしました。ナチュラルモダンな感じにしたかったんです。」
ナチュラルモダンで想像するとアルミやガラス、ステンレス木などの素材が思い浮かぶのですがアルミの持つ素材の柔らかさより「人の手が入った物」のみが持つ独特の素材感・柔らかさの方がよりナチュラルなのではという応えからロートアイアン「鉄」が選ばれました。
海外で見かけるロートアイアンの無骨な表面は鎚目(金槌で鉄の表面を叩き、鍛えた後にできる跡)だけではなく、長年塗装を塗り重ねていったことで表面に凹凸ができていくからなのです。
無垢鉄を使うロートアイアンにはメンテナンスを施すことによって飛躍的に寿命が延び、深い味わいが生まれます。
階段手数りを見るとたくさんのことがわかります。それはデザインへのこだわりであったり、国産で手摺を作るこだわりであったりします。
ロートアイアンは小さなパーツの組み合わせによってつくっていきます。その際に同じデザインの飾りをいくつか作るのですが1つとして同じものはありません。
それが手造りの特徴であり、また鋳造にはない鍛造のいいところなのです。
Flower Shell花台
装飾美と防犯の両面をもつ面格子。 家紋や住い手の思想を装飾として表現する妻飾り。 装飾美と花台の意味をもつフラワーシェル。 導線やお客様のお出迎えをするアーチ。 壁を彩る壁飾り。 装飾や空間を区切るパーテーション。 取手やフックなど決して大きくないものでも、その存在感で空間や雰囲気を変えてくれる。
Creation in Metal
金属が表現できる可能性は大きい。
Othersその他
ちょろちょろと流れる水の音。そして音とともに揺れる光。
「あっ。こんな空間があったらいいな」と思う中庭を提案したのは大阪阪南にある山本庭園。水と光を巧みに扱います。
当初はステンレスオブジェに水と光を絡ませた提案内容だったが、打ち合わせを重ねていく中で「鉄」という素材が上がりました。
鎚目のついた40φの無垢の床柱と20mmの鉄の床の間。鉄独特の表面加工を施した壁。ガンッとしていて空間は凛としています。
人間が生活する住空間に関わるものをジャンルを問わずに作っていきたいと思っていたある日、建築家の方からこんなお話をいただきました。料亭の改築に無垢の鉄の床の魔を作りたい。
何か新しい日本独自のロートアイアンの兆しが見えたような気がしました。